関西経済同友会が「現代版教育勅語の制定」を提唱
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関西経済同友会が5月1日付で「再び、誇りの持てる国へ」という提言を公表、その中で、「現代版教育勅語の制定」を提唱しています。その部分だけは、下記に紹介します。提言の全文は、下記のホームページにアクセスし、「企画調査部会の提言」というところをクリックしてください。
http://www.kansaidoyukai.or.jp/
この関西経済同友会は、靖国参拝を支持する提言を出したところで、経済界がこのような提言をしているところに、時代の動きの速さを実感します。昨年12月の新教育基本法制定に伴い、道徳や伝統的価値観重視の流れは決定的になってきています。
問題は、このような時代の動きに、国会議員やマスコミがついていっているのか、ということです。現に、経済同友会の提言を、どこも報じていません。
大いにこの提言を宣伝し、新教育基本法の趣旨を生かした学校教育へ、教育委員会や学校に働きかけていきましょう。
(引用)
現代版教育勅語の制定
かつての日本では、家庭が教育の中心的な役割を果たし、日本人として守るべき徳目が親から子へと伝えられ、地域社会でも子供たちを守り育てていた。徳を備えた日本人による社会では、親孝行や忠義が尊ばれており、明治維新前後に日本を訪れた外国人の目から高く称賛されていた。
その後の文明開化の流れの中で、知識や実学を重視した教育が行なわれる一方で、道徳教育が疎かにされ、子供たちの道徳面での乱れが見られるようになった。こうした状況を憂う地方長官たちの建議を発端として定められた教育勅語には、国民道徳の根本として日本人が守るべき徳目が簡潔にまとめられ、父母への孝行や夫婦の和など、現代にも通用する規範が多く含まれていた。さらに、学校教育の中で日々唱和されることにより、国民全体に浸透しており、戦前のこうした教育は、欧米をはじめとする各国から、国民教育の成功例として称賛されていたものである。
しかしながら、教育勅語は、不幸にして戦後の占領政策の中で、軍国主義と結び付けられ否定され、廃止されてしまった。それ以来、日本人として守るべき徳目を具体的に伝える手段は失われたままであり、グローバル化が進む中で、日本人としての価値観が徐々に失われ、高潔さや清廉さ、公徳心が消えつつある。制定後60年を経て初めて改正された教育基本法には、教育の目的として「豊かな情操と道徳心を培う」と謳われているが、この理念を実現するために、学校教育の現場でいかに子供たちに道徳を浸透させるかが課題となっている。
そこで、日本人が本来有する美徳を取り戻すため、かつての教育勅語の良い面を取り入れ、さらにグローバル時代に生きる日本人として備えるべき精神や行動規範を含めた新たな徳目集を、「現代版教育勅語」として制定すべきである。ここには、「父母への孝行」を中核に、現代の日本にも通じる徳目を分かりやすく掲げるとともに、ボーダレス化する国際社会の中で、リーダーシップを発揮すべき日本人として備えておく徳目として、「世界の発展への貢献」といったことを含めておく必要がある。
近年のグローバル化の進展と日本人の道徳の荒廃が進んでいる状況は、文明開化が進展していく明治中期の日本社会の混乱と同じようなものではないだろうか。私たちは全ての教育を学校に押し付けるのでなく、家庭や地域など社会全体で子供たちに道徳を徹底的に教え込み、次代を担う美しい日本人を育てるべきである。